カボチャの天ぷら踏んで転倒し男性負傷、スーパー側の逆転勝訴が確定(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
今日は、たまたま目にしたニュースを見て、思ったことを書こうと思います。
目次
このニュースの概要
スーパーでレジに並ぼうとした男性が、落ちていたかぼちゃの天ぷらを踏んで転倒し、負傷されたとのこと。右ひざを負傷した男性がスーパーに損害賠償を求めた訴訟で「店側の責任は認められない」と判断されたとのこと。
私がこのニュースで思ったことを書こうと思った理由
私は法律的なことは詳しくないので、判決について書こうとは思わないけれど、多くの人が安心しきって歩いている店内の意外と多い危険について、元販売員の経験から店内を見渡した時の注意点を書いてみようと思います。
ただし、これから書くことは私の主観なので、特定のお店の問題や特定の方の行動を指摘するものではありません。自分が不運に合わないために気を付けよう程度に受け取っていただけると幸いです。
店内の事故の多い場所ってどこ
私の感覚では大きなお店の場合、大き目のドアのあるいわゆる正面玄関や中央玄関といわれる出入り口は要注意です。
出入りのお客様同士がぶつかるからではありません!すれ違う人がいなくても要注意なんです!
事件1 (玄関)
以前働いていたお店は、すぐ前が大きな通りに面しており、バス停があるような大き目のお店でした。
バスを降りてそのまま店内に入ってこられるお客様によくありがちな転倒ポイントとして、入り口そばにある2,3段のステップでした。
お客様は入って来られるとまず今から自分が進む売り場がどこにあるかをいち早く確認しようとします。なので目の前にある段差に気づきにくいのです。
私はその段差の近くの売り場におりましたので、開店時には「いらっしゃいませ」や「おはようございます」の挨拶と同時に「段差があります。お気をつけください」と必ず言っていました。
ずっと言い続けるわけにもいかないので、できる限りは注意しますが完全ではないので、残念ながら転倒された方もいらっしゃいました。
実はご高齢の方の場合はお店の方も注意していますが、お若い方だと大丈夫だろうという意識も働くので気にはかけてもお声がけまではしないことが多いと思います。なのでお若い方が転倒されると歩く力強さも加わって、お洋服が破れてしまったり、お怪我をされた方もいらっしゃったと思います。
一つ一つ事故があるとお店も出来る限りの改善をしていきます。文字で「段差注意」と書いてみたり、ステップの端に色付けしたり。手すりをつけて段差をアピールしたり、色んな改善をしていきます。
それでも人は気が急いていると事故は起きます。
なので自分が急いでいるときは出入り口では一息つくようにしましょう!特に慣れないお店に入った時はたいていおしゃれして出かけた時だったりしますよ。そんな時こそ、お店に入ったら、とりあえずまずは足元を注意して入ってから、現在地の確認をするようにしましょう。
事件2 (エスカレーター)
以前一階にいた時に、地下から上がってくるエスカレーターに乗ってる方が、何かの拍子にバランスを崩されてるのを目撃したことがあります。
急いで上がってくるエレベーターを駆け降り、バランスを崩されている方の近くまで行きました。
その判断が正しかったのかは分かりませんが、私ともう一人の同僚と二人で行き、私がエスカレーターへもう一人がエスカレーターの緊急停止のボタンに行きました。
私はバランスを崩しかけている方を、急に止まるエスカレーターでさらにバランスを崩し倒れるのを防ぐために支えながら、その後ろの方たちを確認すると、楽しそうに後ろの方とお話をされていたりして、緊急停止をすると、その後ろの方がバランスを崩されると判断したのを覚えています。
とりあえず「前を向いて、手すりを握ってください」と後ろの方々に言ったのですが、間に合いそうになかったことと、もう一人気づいてくれた販売員が応援に駆けつけてくれたことで、倒れ掛かってる一人の方を降りる寸前で抱えて、その後の方々がスムーズに降りられるようにそばにいた三人の販売員で何とか安全なところにお客様を引っ張ったことがあります。
一瞬のことなので、下の階でも私の声に気づいた販売員がエレベーターに乗ろうとしているお客様を制止し、エスカレーターに乗っている方々が手すりを握っていることを確認して、緊急停止をしたことがあります。
意外と安心できるエスカレーターは、本当にうっかりというか、誰にでも起こりうるひょんなことでバランスを崩すことはあるので、手すりは握るか、いつでも握れるようにしておいたが良いと思います。
意外と携帯見ながら乗ってしまいがちですが、一瞬の出来事なので要注意ポイントだと思います。
同じ方向に歩く人混み
最近はコロナの影響で、行列に並ぶことがほとんどなくなってしましましたが、人気があるものに並び、順に進んでいくような行列の時、笑ってしまいそうになるんですが、急に何かを思いしゃがんでしまわれる方がいらっしゃいます。
落とし物を拾うため?靴ひもを結ぶため?色んな事情がありますので、その行為自体は否定はしないのですが、行列の時、ドミノ倒し的に危ないことがあるので要注意です。
意外と多い珍事件
今回のニュースでは、レジ前にかぼちゃの天ぷらが落ちていて、それを踏んでしまったことで転んでけがをされたとのことでした。
今回はおそらく購入前の商品で気づいたのか気づかなかったのかレジに並んでいるときに落ちてしまったのでしょう。
お店の床にはいろいろなものが落ちています。
お客様の持ち物(ハンカチや、鍵、財布、携帯電話)いろいろなものが落ちていることがよくあります。
そんな時は落とし物として、拾ったお客様が届けてくださる方も多々あります。
他には、バッグに入っていたゴミ(ティッシュとか紙屑)が何かの拍子に落ちてしまったなどもよくあります。
スーパーのように常に人が多い場所では、見かけたお客様が拾ってゴミ箱へ捨ててくださることはほとんどなく、お店の方や清掃業者の方がきれいにしてくださってることがほとんどです。
そして、それらのゴミは別のお客様が気づかずに踏んでしまうこともあると思います。
私が販売員をしていた20年近くの間で、落ちていた珍しいものに「う○こ」があります。
おそらく想像するに、おむつをした赤ちゃんのものが横から落ちたのかな?という事で気持ちを落ち着かせたのですが、見つけた時はびっくりしました。
私が勤めていたお店はデパートだったので、そんなところで!?とびっくりしました。
しかも20年の間に3回経験があるので、意外とあるあるの出来事なのかも知れません。
もちろん見つけたらすぐにまずは踏まないようにその場所を囲って入れないようにして、清掃業者の方に消毒などをしてもらいます。
一番に気づくのが販売員の時は良いのですが、3回のうち1度は、たまたま落ちた直後に後ろの方が踏んでしまわれた事がありました。
踏んでしまわれたお客様も当然腹が立ちます。
店内を歩き回るにあたり消毒する必要もあります。
気づくまでに歩き回られた場所も清掃が必要です。
お店側も、お客様側も軽くパニックになります。
まとめ
どんな関係のお店でも、おそらくある程度のできる限りの努力はしていると思いますが、信じられないような不運な事故がどこにでもあるので、安心せずに気を付けて行動するようにしましょう!
という私もなかなかのおっちょこちょいなので、自分に言い聞かせるつもりで思い出しながら書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。