心がすっきりする おすすめの簡単瞑想



今朝のニュースで「上島竜兵さん死去」の文字を見て驚きました。

何かご病気をされていて私が知らなかったのか、何か突然の事故なのか、誤報なのかと思って詳しく知るために携帯で調べてみると「自殺」の文字がありショックでした。

 

先週も俳優の「渡辺裕之さん」がお亡くなりになられ、昨年は「木村花さん」「三浦春馬さん」「竹内結子さん」と私たちに夢や笑顔を与えてくださっている芸能人の方々の訃報が続いています。

 

私としては本当に残念で仕方ないのですが、今までテレビなどを通じて楽しませてくださった事に感謝するとともに、皆様のご冥福をお祈り致します。

 

そして、コロナの影響で芸能人だけでなく、私たちもそれぞれに生活観が変わり、世の中の流れに乱され、思い悩むことも増えてきているのかなと思います。

 

そんな私は四年前に直腸癌になり、二年前から肺への転移が分かり、自分の命と見つめあっている最中なのですが、これからをどうしたらよいのか恐怖や不安で眠れないこともあります。そんな中にコロナの流行が加わり、家族以外の人と話すことが減ったことで一人で思い悩むことも増えたように思います。

 

そんなときに出会った本があります。この本に出合ったことで結果、すっきりとした気分や疲れた心が少し休まったように思います。今日はそんな本の紹介をしたいと思います。

「マインドフルネス瞑想入門」ってどんな本?

瞑想って、宗教的?とか、ヨガのような特別体が柔らかい人たちがやっているもの?

みたいな印象しかなかった私ですが、実際読んでみると、全く違いました。

 

一言で言うならば、「自分自身を整理整頓することが出来る本」でした。

 

「自分自身を整理整頓」とは?

私の場合はでお話しします。

気づかないうちに、不安や希望や絶望や体の疲れや、後悔や、迷いや甘えやいろいろな感情がごちゃごちゃと存在していました。

 

その時は、本当にどうしようもなく、必死で前を向いているつもりでした。

 

瞑想の仕方を簡単に誘導してくれるCD付き

低音ボイスの心に浸透してくれる男性の声での誘導CDがついているので、とても素直な気持ちで入っていけました。

 

気持ちの変化

すっきりした気持ちで、考えを整理することが出来るようになりました。

 

それがこの本です

 

この本に出会った頃の自分を振り返る

状況

ちょうど二年前だったでしょうか。四年前に見つかった直腸癌の手術、念のための半年の抗がん剤治療が終わり、娘が小学校に入学して通学にも慣れ、そろそろ気分転換も含めパートでも始めようかと以前働いていた銀行のパートに復職して4か月目でした。

気持ちはとても前向きに、やれているつもりでした。

 

定期の検診だと、とても軽い気持ちで検査診察に行くと、「肺への複数転移」を知らされました。

同時に複数のため手術不可。抗がん剤治療しか方法がない事。

また、実はその半年前から小さな影があり、その時点で見つけることはほとんど不可能である事などが分かりました。

 

「頭が真っ白になる」というように、本当に頭が真っ白になりました。

 

迷走状態

本当に必死でした。

 

①せっかく始めたパートの仕事を四年前の時はあっさり辞めることが出来たのに、今回は怖くてできませんでした。

 

②今回する抗がん剤は髪の毛が抜けてしまう説明を受けても、「やれる。気にしない」

と笑っていましたが、実際抜けてしまうととても悲しくなりました。

 

③薬の影響でなかなか元気が出なくて、起き上がれなくなり、どんどんつらくなっていくのに、うまく先生に説明できませんでした。

 

④体調が悪く熱が出てしまっても、病院に行くことをとても恐れて様子を見てました。

 

結果

①職場はとても信じられないくらいに協力的で、皆さんが私が無理することがないようにと接してくれていたんですが、そんなこともかえって申し訳なく感じてしまうようになってました。

 

②気にしないようにと、頑張って私にしてはとても良いウィッグを購入し、周りの評判も良かったので、笑顔で外出していましたが、自分は自分の髪の毛を気にしていたようです。後日、肺炎になり入院した時に、そのままの自分を普通にさらけ出せる病院の環境に涙がこぼれたのです。

 

③ニューモシスチス肺炎という肺炎になりました。

とても大変な肺炎だそうで、相当免疫力が下がっていたそうです。

入院した時の私は、歩くことも出来ず、座った状態から立ち上がることも出来なくなっていました。

 

④肺炎を診断されるまでに数日かかりました。

コロナというのもあったのですが、熱が出ているので病院の受け入れがかなり厳しく、どこの病院にどうやって行くのか調べる事さえも、精神的に出来ませんでした。

 

結局、コロナ検査後緊急入院することになりました。

意味不明の発熱に色んな検査をしました。

 

実際瞑想してみた感想

入院中でした。肺炎のため酸素の管を付けた状態で、コロナ禍というのもあり、トイレやシャワーがついた個室に入院していたので、時間がたっぷりありました。

 

この本を薦めてくれたのは夫でした。病院で出来るように準備をしてくれました。

 

私は全身の筋力は低下していたので、何とか手で支えながら歩くことは出来たのですが、ベッドから立ち上がる事や座る事に腕の力がないと出来ないほどでした。

 

ベッドの上でじっと座って、窓から見える空を感じながら、誘導のCDを聞くことから始めました。

 

色々と混乱していた気持ちがひとつづつ整理されていきました。

 

真っ暗闇にいるような気持から、少しづつ開放されていきました。

 

自分の事を看護師さんに話すことが出来るようになりました。

 

気が付いたら、肺炎が治まっていて退院することが出来、手術をすることも可能になっていました。

 

引き寄せる

 

今は決して治ってはいません。

そんなに簡単なものではないようです。

 

でも、瞑想を続けることで、一日に10分でも頭を整理し、前を向けない日でも、後ろ向きにならないように、きちんと自分を見つめながら生きていると思います。

 

先のことは、誰にも分からないし、皆いろいろな事を抱えながら生活していると思います。

 

そしてコロナの流行により、人と話したりする機会も減り、今までならば人と話すことで整理していたかも知れない事を、自分で気持ちを整理することが必要になってきたように思います。

 

少しでも心に疲れを感じた時は、ぜひ一度落ち着いくために、一呼吸置くためにもやってみてください。

 

意外と頭の中がクリアになり、また一歩踏み出してみようと思えるようになります。

 

夫もいつも一緒に瞑想をしてくれますが、同じく、いや私よりももっと怖かったり、不安だったりするであろう夫は、気持ちの整理を瞑想でしているのでしょう。いつも冷静に、優しく支えてくれるので、不安な事あれば夫婦で瞑想することもたまには良い時間ではないかと思います。