小学校の授業参観~リモートで親はどこまで子供のことが分かるのか~

先日、娘が進級して初めての授業参観がありました。

 

授業参観は

  1. 学校での子供の様子
  2. 担任の先生がどのような方なのか
  3. クラスの雰囲気はどんな感じなのか

主に以上の3点を知るために参加していました。

 

今回はコロナの影響で、事前の連絡でリモートでの授業参観とのことでした。

 

リモート授業参観 イメージ

 

正直に言うと、リモートでの授業参観って何が分かるのかしらと少し疑問に思っておりました。

 

今回、このテーマで書こうと思ったのは、結論から言いますと、

リモートでの授業参観は目的を十分に達成できるものであると思ったからです。

 

今回のリモート授業参観について振り返ってみたいと思います。

 

今回は学校からあらかじめ配られたプリントにバーコードがついていて、そのバーコードを読み込みパスワード等を入力することによって手持ちの携帯電話からでも、ZOOMによって参観できでるものでした。

 

当日は、携帯電話や自分のパソコン機器を使えない場合のために、子供たちが学校で使っているタブレットを自宅に置いておくようになっていました。

 

私たちは(夫婦で参観しました)それぞれの携帯電話で自宅から参観しました。

 

時間になると映像が見られるようになったのですが、カメラは教室の前方から生徒側を映すように二つ設置されていました。

 

一つは教室前方の廊下側出入り口のところから全体が映るように。

二つ目は、前方中心から全体が映るように。

 

それぞれのカメラの高さは、おそらく大人が立ってみた場合の胸の高さくらいからでしょうか。

子供たちの表情が見える程度の少し上から映した感じでした。

 

私は主に上記の1~3を見ようと思っていましたので、順番に感想を書いていこうと思います。

 

1.学校での子供の様子

 

今までの授業参観では、教室の後ろからだったり、廊下からだったりで子供の様子を見ていました。

 

子供側もたくさんの保護者がいる中での授業という事もあり、少なからずどの子も緊張していました。

 

今回は、カメラが前方にあることもあり、授業中の子供の様子がとてもよくわかりました。娘の席もよかったのかも知れません。(中央の列の前から2番目)

 

今回娘は、進級して10日あまりでまだまだ慣れていない感じがカメラ越しでもわかりました。

 

先生が「周り人と話し合いましょう」といった後の娘の態度は、まだどうしたらいいのか。話しかけるお友達と慣れていない様子が、娘の声が聞こえなくとも伝わりました。

 

又、もしもほかの席に座っているお子さんの場合はどうだろうという目線でも見てみましたが、カメラ近くの子供たちの場合は、手に取るように子供の様子が分かります。

教科書をちゃんと開いているか、鉛筆はちゃんと持っているかまで見えます。

 

では、後方の席の場合はどうだろうと思ってみてみると、机の上の様子はわかりませんが、意外と子供の表情とか、先生の方を向いて話を聞いているかなどきちんと見えます。

 

今回の授業は社会科だったのですが、授業の終わりの方ではグループ学習の時間がありました。

その時間には、先生が前方のカメラを手に取り子供たちの目線で後ろの方の子供たちを映してくれていました。

 

意外と、机の上に出ているものとか、少し聞こえてくる会話などで個々の様子が分かるように思いました。

 

 

 

2.担任の先生はどのような方なのか

 

これは、いつもの授業参観でも授業の進め具合や、生徒との会話などで何となく感じるしかないものなので、リモートでも同じように感じることが出来ました。

 

今までの授業参観との違いは大きく二つ。

  1. 先生の姿がよく見えない。
  2. 保護者が後ろに立っていない分子供たちの緊張感が薄いため、先生とのやり取りが普段通りに近い形で見える。

結局のところ、先生の姿はちらっと見えればそれでよいというか、声質とか話し方とかで人柄を判断している場合もあるので、そこまで不満にも思いませんでした。

 

逆に、普段通りに近い先生と子供たちとのやり取りは、とても面白く見ることが出来ました。

 

なので、人柄などを知る上ではこのリモート授業参観の方が分かりやすいのかも知れません。

 

3.クラスの雰囲気はどんな感じなのか

 

今までの授業参観の場合、たくさんの保護者がぞろぞろと教室後方や廊下に並びます。

 

その授業が始まる前の廊下では、お母さん達が気の合うお母さんたちと話していたり、挨拶をしあったり、子供側も自分の親を探してみたり、お友達の親を探してみたり、何となくソワソワした感じがありました。

 

なので、どの程度ソワソワしているか、どの程度ワクワクしているかのような判断でした。

 

なので今回のリモート授業参観の一番の見せどころはこの3番なのではないかと思いました。

 

授業が始まる段階から、何となくカメラで映されていることは子供たちは知っているのですが、現代の子供たちは場合によっては普段からリモート授業が行われてきたので、カメラで撮られていても、普段通りに近い状態で授業を受けていたように思います。

 

元気のよい子。少しユーモアのある子。おとなしい子。落ち着きがない子。分からない時など、仲の良いお友達のところにこっそり聞きに行っている子。

それぞれの子供らしさというか、性格がとてもよく見えました。

 

前方からのカメラであるので、先生が普段見ている方向からの子供たちの様子が分かるので、手を挙げる様子や、下を向いたり、お友達と話していたり。

 

意外とよくわかるものですね。

 

 

娘のクラスは、とても元気がよく、男の子たちがひょうきんで複数人でワイワイ楽しんでいるようでした。

 

女の子はおとなしい子が多いけれど、一人二人ととても元気よく、先生に話しかける様子などよく見て取れました。

 

 

元気な子供たち

 

親としては、この間までヨチヨチしていた娘がもうこんなに大きくなったのかと、過保護さも相まって心配や不安ごとも多少は感じたのですが、大きくなっていく娘に楽しみも同時に感じました。

 

今回とても良かったと思ったリモート授業参観ですが、改善点としては、

前方後方の子供たちの席による見え方の違い。

先生の書かれる黒板が見えないため、授業参観に使われる授業が限られてくる。(おそらく、黒板に記入中心の授業や、前方に資料を貼るタイプの授業では、今回の前方からのみのリモート参観では子供たちの理解度を判断しにくいのではないのかと思いました。)

 

しかし、初めてのリモート授業参観はとても良かったと思いました。